ファンタジスタ論

http://d.hatena.ne.jp/souno418/20040909#D
id:souno418さんのところでファンタジスタについての話がありましたので、便乗して考えてみました。

イタリア語の名詞(fantasista)。語源はイタリア語で空想、霊感を意味するファンタジーア(fantasia)。

元々は、ウィットに富みアドリブの効いた即興芸が得意な舞台役者や大道芸人を指す言葉。あるいはファンタジーアを感じさせる者。

転じて、創造性豊かなインスピレーションと並外れたテクニックを持ち、世界のトップレベルにおいても、フィジカルに頼ることなく1つのプレーで局面を変えてしまう優れたサッカー選手を意味する。

戦術主義のアンチテーゼとしての側面も持っている。

世界共通の概念ではなく、国や人によって様々な解釈がある。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%d5%a5%a1%a5%f3%a5%bf%a5%b8%a5%b9%a5%bf

はてなキーワードより。この中の「ファンタジーアを感じる」というところが非常に難しそうで、それこそ人・国・民族などなどによって違うという感じがします。私は「意外性のあるプレーによって魅了されるような素晴らしいプレーヤー」と思っていますので、ファンタジスタを挙げると

  1. マラドーナ(中期)
  2. ジダン
  3. バッジオ
  4. ピクシー

となります。マラドーナの中期(イタリアW杯くらい)は、何人にも囲まれてるのに「そんなとこに出るの?」ていうような決定的なパスを乱発してたイメージがあるので選びました。ジダンはプレーの選択肢にいつも魅了されます。バッジオは「あの」イタリアで魅了されるプレーを続けたというとんでもない人ですし、ピクシーは日本で唯一魅力的なプレーをしてくれた人だと思っています。
 ロナウジーニョは楽しいけど「魅了」までは行かないんですよね、今のところ。日本人では正直居ません*1が、揶揄の意味だと宮本選手は外せませんね、最近は減ってきましたが(^^)。
 そう言えば選んだ人を見るとバッジオ以外はどのチームの中でも「王様」として君臨してたんですよね。ファンタジスタとして生き残るには王様になって周りが合わせる状態にならないといけないのかも知れません。これからもファンタジスタがどんどん出てきてサッカーで魅了されたいものです。

*1:Jリーグデビュー当時の中田選手とかはビックリしましたが、魅了まではされなかったですし