NHKスペシャル「63億人の地図①寿命 2004年いのちの旅」

映像の世紀」が素晴らしい出来だったこともあり、なかなか面白そうなネタだとも思って見てみました。第1回目は世界の平均寿命、寿命の伸び率に着目して生命を脅かすものに「飢餓」「飽食」「ストレス」があるというような構成でした。平均寿命が一番短い国が「シエラレオネ」(34歳)だとか、アメリカでは子供の糖尿病や肥満が増えているとか、ロシアではペレストロイカで職を追われたりした人がアル中になったりしている(かもしれない)とかなかなか普段知ることの出来ないものもありました(プーチン大統領が「平均寿命が短くなってきている」とか演説してるなんて知りませんでしたし)。でも、司会者と取材したレポーターの会話で進めていく構成というのが非常に鬱陶しい。特にデータに関する話なのに自分の感想を垂れ流しにするレポーターにはうんざりしました。見る気なくしますわ、ほんまに。司会者とレポーターの会話とかはどうでもいいので、もうちょっと色んな地域に関する話とか考察とかが欲しいです。データは世界中取ってるのに3,4箇所しか話題にしないというのはどうしたものか。そして、2050の予測平均寿命マップを「希望の地図」なんて司会者がのたまってましたが、どこがやねん!!と最後の最後に最大の突っ込みをさせていただきました。ちなみに日本も小学生で逆上がり出来る子が少なくなってたりするので、アメリカみたいな状態になるのも遠い話ではなさそうだな。アメリカでは炭酸飲料の自動販売機を撤去するべきとか言ってる人がいましたが(番組中で)、そういう制度でしか話でけへんのかいな?日本もそうなるんかな?鬱だ・・・。